
ステンレスドラム缶の
洗浄について
4回のブラシ洗い
工場で受け入れたドラム缶を解体し洗浄します。
資源を無駄にすることがないようにドラム缶をリユースするのですが、清浄度が高い品質を確保するために予備洗浄を含め4回ブラシ洗いを行います。
もちろんブラシ洗いには使用する洗剤が重要であり効果的な洗浄を行うために様々な汚れを落とすための特殊な洗剤を開発する必要があり、洗剤メーカーと共に洗浄テストを330回繰り返して完成させた洗剤を使用しています。

- 天板が取れる
- 天板が取れるので中をブラシで洗うことができます。
使用するブラシは評価の高いブラシメーカー(この会社は過去に紫綬褒賞や勲五等雙光旭日章等の受賞をしています)に依頼したステンレスドラム缶専用のオーダー品になります。
その際、ドラムの変形箇所は整形し、穴が開いていないか検品します。
仕上げの蒸留水洗い
- 蒸留水を使用
- 最終工程で蒸留水によりすすぎ洗いをするため不純物がほぼ残りません。


洗浄後には汚れを含んだ洗剤分を除去するために念入りにすすぎ洗いを3回繰り返しますが、最終のすすぎ洗いではよりきれいな製品となるように蒸留水を使用してすすぎ洗いを行います。

不純物の量を砂糖に例えると、水道水を使用して水を入れた50mプールではプール全体で不純物の量がドラム缶数本になりますが蒸留水を使用した場合では同じ50mプールでも不純物の量が角砂糖1個分です。
乾燥機
すすぎ洗い後は乾燥機により水分を蒸発させますが、この乾燥機も信頼ある乾燥機メーカーにドラム缶専用のオリジナル製品を納入して頂きました。このメーカーの技術力は評価されているためオリンピックの聖火台にバーナ装置納入の実績があります。
乾燥工程では品質を担保するため入口と出口に異物が混入しないようにエアーカーテンを配備した仕様としています。
ゴミが残らない
洗浄性に優れており再利用でも混入物がほぼありません。

製品検査室でも清浄度を高める工夫としてクリーンユニットを設置すると共に、夏場でも作業者が汗をかいて製品を汚さぬよう大型エアコンを設置して環境を整えています。
これらの工程を通してステンレスという素材の持ち味を引き出す清浄度の高い製品を仕上げています。
日本一の機械設備
その生産本数は950本/日であり、1日(8時間稼働)のステンレスオープンドラムの洗浄能力としては日本一の機械設備となります。
この工場ではその他様々なノウハウと想いを重ねて、日々洗いを極めた製品を作り上げる努力を行っています。
※ GLグループが扱うリサイクルシステムやGLドラムの良さにつきましてはこのグループの関係各社様が色々と詳しくご案内されていますのでここでは敢えてご説明をさせて頂いておらず、弊社がドラム缶の洗浄とどのように向かい合っているかをここで感じて頂ければ幸いです。






洗浄の工程
のある工程枠をクリックしますと、写真が大きく表示されます。

6ブラシ洗浄工程



7温水すすぎ洗浄工程

8乾燥



9内部検査・組立

現在、差圧式リークテスターは使用していません

現在、差圧式リークテスターは使用していません
現在、差圧式リークテスターは使用していません
10製品保管
